写真、図を利用して分かりやすく解説/須山スプリング

バネの専門用語 解説、意味

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ここでは、一般的な金属製、丸線材使用の冷間成形のバネの専門用語の解説です。難しい表現を使いましたが、身のまわりの日常お使いの製品に多く組み込まれてある一般的な金属製スプリング(コイルばね)に用いる用語の説明です、専門書のままの抜粋掲載ではよくわかりません、なるべく例をあげて写真や図も利用して一般の方にも分かる様に専門用語の解説を心掛けております。見積もりや試作、注文依頼の際は、図面か見本品(サンプル)の提供が必要になります、但し図面や見本品(サンプル)がなくても材質、線径、巻径、巻数、全長の5項目の指定で製作が可能なこともあり言葉の意味や寸法、どこの値なのかが分かると問い合わせや見積もり、注文依頼の際に製作者側との話をスムーズに進めることができるでしょう。成形後の寸法について、製作過程、材料、JIS許容差、測定器具(機器)等全般にわたっての解説で、他にもまだ専門用語は数多くあるのですがよく使われる語を選択しました。各項目を詳しく説明していますが、重要で覚えておいて頂きたい事をキーポイントとしてページ上部に短文で記述。


コイルばね/種類、正式名と他の呼び名

形状や材質等の違いで多種存在する中で線材を使い螺旋状に巻く形状で私たちの身のまわりの用途に多く存在しているコイルバネと呼ばれる種類があり、下の写真の1.押しバネ、2.引きバネ、3.ねじりばね(トーションスプリング)の3種が代表で、荷重状態はそれぞれ、押し(圧縮)、引き(引張り)、ねじり(ねじる)で身のまわりのあらゆる製品に使われており日常製品を分解すれば必ず数個〜数十個は組み込まれてあるはずです。用途が単なる部品であってもたった1つが破損または使用不可になるとその製品自体が使用不能になる場合もあり、製品の重要な部分を構成していることも多くあるものです。
代表の3種も色々な呼び名が存在し注文の際これは同じなのか違うのかがよく分からない方に、同種でよく呼ばれている名をまとめて種類と分類の項に掲載。
コイルバネ 代表例


名前の語源

“はね”は(跳ね)がなまって混用したのが語源とされ、スプリング=SPRINGも跳ね、春、泉、跳動を意味しドイツ語のFEDERも羽根、羽根蒲団と同義語で、SPRING、FEDERといずれも躍動、弾力を想像させる言葉。

一般に“ばね”とは、ある力(荷重)をかけて変形状態にしてその力を取り除くと元に戻る形状で弾性(反発力)を利用、板ばねやゼンマイも、又広い意味では棒高跳びの棒やアーチェリー(弓)も同種と言えるでしょう。圧縮して戻る、引張って戻る、捻って戻るという力を利用する形態から短い言葉で説明すれば、弾性を利用し元の形状に戻ろうとするものとなる 。はりがねという線材はご存じでしょう、同じ金属製でも非常に軟らかくフニャフニャしており簡単にいろいろな形状を作ることが可能ですが一般に、ばね材は線の状態で反発力が存在、コイル形状だけではなく線の弾性を利用した様々な加工も多く身のまわりではクリップ(書類を束ねてとめる文具)がそうです。従って線材自体も広い意味でばねと言えるかもしれません。


加工方法、材質による分類

製造方法と分類、種類の項で専門に詳しく解説しているので簡単に解説しておきます、製造方法には大きく分類すると熱間加工と冷間加工に分けられ、熱間での製作は、大型品向けで設備等のことから比較的大きな業者の仕事で、目安の材料径はおよそ15mm。冷間での製作は中小型向け、冷間と言っても常温で行なう方法。

材質で分類すると、金属製と非金属に分けられ、金属、非金属も更に数種に分かれます。身のまわりの用途に使われるものは金属製スプリング(バネ)が圧倒的に多いでしょうが以外の種類としては、ゴム、空気、液体、樹脂等があり、それぞれ独自の弾性を利用する。


バネ 専門用語の説明項目


上の項目で★付きは、計算式での求め方や問題と解答のページ有り 計算式 問題と解答もご覧になってください。


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